特高2回線ループ受電。赤坂Bizタワーとの設備共用受電方式を採用しています。
特別高圧66kVを高圧6.6kVへ変圧します。
停電時、諸室の照明、空調用などの電力をカバーします。
コージェネレーション(cogeneration)の語源は、coは“共に”generationは“発生する”を意味します。すなわち、コージェネレーションシステムとは一つの熱源から電力と熱を生産し供給するシステムを言います。 コージェネレーションにはガスエンジンやディーゼルエンジンなど幾つか種類がある中で、当社は産業用ガスタービンを原動機としております。ガスタービンの上流にある燃焼器で圧縮空気と燃料ガス(都市ガス)を投入し燃焼させ、高圧高温の燃焼ガスがガスタービンの回転エネルギーに変換されます。その回転エネルギーは減速機を介し発電機の駆動力として伝えられます。ガスタービンは燃料エネルギーから回転力を取り出し、発電機の駆動力を得る事が主要な機能です。 一方で、ガスタービンの排気ガスは570℃と高温である為、それらを回収しボイラーの熱源として蒸気を発生する事により、排熱の有効利用と環境保全に寄与しています。
ガスタービンが設置されています。
ガスタービンの運転状態を監視します。
都市ガスを燃料に高温の燃焼ガスでタービンを回し、 直結された発電機で電気を作ります。
ガスタービン排熱を回収して蒸気を製造、蒸気吸収冷凍機や建物の暖房および給湯用に使用しています。
都市ガスを燃やして蒸気をつくる蒸気ボイラーに対し、ガスタービンから発生する排ガスの熱を利用して蒸気をつくる装置です。
ガスタービンの排ガスに尿素水を注入し、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を窒素と水に分解しています。
脱硝装置へ注入する尿素水を貯留しているタンク。
暖房や冷凍機から戻ってきた還水をボイラー給水に再利用するために貯留しています。
このエリアには冷凍機が設置されています。
冷媒に水を用いて冷水を作り出す機器です。 冷凍サイクルに蒸気を使用しています。
冷凍機内では、真空状態の下で蒸発気化しやすい冷媒(純水)を蒸発器で蒸発させ、14℃の冷水から蒸発潜熱を奪って6℃の冷水へ冷やす一方、蒸発器で蒸発した水蒸気は塩水(臭化リチウム溶液)に吸収され、薄くなって吸収能力が弱くなった塩水は蒸気で過熱濃縮し濃い塩水は再び吸収器へ、水蒸気はクーリングタワーの冷却水で凝縮され蒸発気化しやすい冷媒として再生する事で連続的に冷水を取り出します。蒸発→吸収→再生→凝縮という以下の4つのプロセスを冷凍機内で繰り返し冷水を製造します。
冷凍機からの冷水要求量でポンプの稼働台数を制御します。冷凍機6台分の冷水量を5台のポンプによりカバーする事で省エネ化を図っています。
冷媒にフロンを利用して冷水を作り出す機器です。
ターボ冷凍機の冷媒は「フロン」を利用しています。「フロン」を気体→液体→気体…という変化を連続的に繰り返す事で“冷たい水”を作り出します。具体的には、 ・凝縮器から運び込まれた液体のフロンは蒸発器で“暖められた冷水”から熱を奪い“冷たい水”を作り出します。 ・熱を奪い蒸発し気体となったフロンは、電動機と接続された圧縮機の遠心力により凝縮器へ移動し冷却水により再び液体に戻されます。 ・液体となったフロンは、膨張弁で減圧し蒸発器へ送られ“冷たい水”を作る役割を担っています。